魂の記憶
☆前回の記事はこちら
先日のエジプト説明会の帰り道、
実際の説明会は、前回の記事に書いたとおり、娘がずっと落ち着きがなく、これは行き帰りの電車でも続き
(とにかく娘がずっとハイテンションでした。)
実際のところ、
「何しに伊豆から東京まででかけたのだろうか。。。」
というくらいせわしない一日となり、ゆっくりと落ち着いて説明会に参加できなかったことは、残念な気持ちがありもしました。
でも、その帰りの電車の中で、
夫婦でとても不思議な感覚を経験しました。
まずわたしは、説明会のはじまる直前、
ちょっとしたことがあり、今回のエジプトリトリートの主催者さんであるアメリカにいる女性(日本人の方です)に
電話をしなくてはいけなくなりました。
その女性の方とは、これまで何度もメッセンジャーでやり取りをしていて、とても心が深いところで通い合い、
すでにわたしにとっては旧知の仲と感じられるほど、
すでにとても親しみを持って慕っている方でした。
でも、お電話で話をすること、つまり
声を聞くことは、はじめてだったんです。
なのでコールのなっている間、とてもドキドキしていました。
どんな感じの方なんだろうと、
いつものやり取りの雰囲気だと、とてもハキハキしたお姉さんという雰囲気の方なのではないかな??と
わたしなりの想像を膨らませて電話をかけました。
すると、電話から届いた声は、
想像とまったく違う、ものすごく可愛らしい、妖精のような雰囲気の声の方だったんです。
これにとても驚いて、まずわたしの感じたことは
「想像と全然違った!!」
と。(笑)
けれどそのあと、説明会を終えて、帰路につくなかで、ハッキリと感じたことは、
「わたし、◯◯さん(その主催女性の方)があの声だったって、知っていたな」
と。
とても言葉で説明するのが難しいのですが、
私は確かにその女性の声を聞くのははじめてで、
だからこそ事前に頭では、文字のやり取りを通じて
「こんな感じの声じゃないかなあ」と
全然違う女性像を想像していました。
だから実際に第一声を聞いたときには
「想像と全然違った!」
と驚いたんです。
なのに帰り際
「いや、◯◯さんはあの声だって知っていたじゃない」
とハッキリ思ったのです。
「なんで忘れていたんだろう?
なんで忘れて、全然違う声を想像していたんだろう?
わたし、バカだなあ。」
という感覚です。
でも、書いたとおり、直接お声聞くのは”はじめて”だったんです。
自分でも不思議過ぎて、「もしかしたら過去に、◯◯さんがしゃべっている映像など、見たことがあったのかな?」と記憶を手繰り寄せてみたものの、一切思い当たることも出てきません。
(そもそも、映像など率先して出られる方ではなく、これはご自身でおっしゃっていましたが、表舞台に立たれることはとても苦手なのだそうです)
なんだこれは??と、帰り際、しきりに一人で不思議に感じていたら、ふと
説明会後に、旅行会社の代表の男性の方(エジプト人の方)と短い時間ながらも話をした夫のジョーさんが
帰りの特急列車の中の隣の席で、
「あれ」
と、
「オレ、昔同級生にエジプト人の友達いたな」
と言いました。
で、その本当に直後に、そのまま、
「いや、いないよな?いないわ。
あれ、でも、いたわ。。。顔も思い出せないのに。。。
ん?」
と、
夫さんにしてはものすごく珍しく(あまり感情が出ない人です)明らかに困惑している様子で、
それはまるで頭上にたくさんのクエスチョンマークが浮かんでいるかのような様子でした。
それを見て、とっさに、
これはわたしが体験した感覚と一緒ではないか、と感じました。
それで思ったのです。
これって、魂の記憶というものではないか?と。
わたしが◯◯さんの声を聞いたことがあるのは、この肉体のこの人生のときではなかったのじゃないか。
(だから最初、「今」のわたしは、全然違う声を、「この人生」の記憶をヒントにイメージしたのではないか)
夫のジョーさんがエジプト人の同級生(?)がいたのもまた、
この肉体のこの人生のときではなかったのじゃないか。
(わたしの傍目からですがとにかく、旅行会社の代表のエジプト人の方とジョーさん、一緒にいる姿がとてもしっくり来たのです。)
わたしは心を扱う仕事をしていますが、前世だとかオーラだとかは、むしろまったくわからない人間で、
夫さんにおいては言わずもがなです。
そんなわたしたちが、
むしろ、娘のおかげで説明会の内容も一番落ち着いて聞くことのできなかったわたしたち夫婦でしたが、
人生ではじめて、そんな不思議な体験を得ました。
そしてそれはわたしたちが特別ということではなく、ほかの方にも、おそらく起こったことではないかと思い、
そしてそれは、エジプトに行く人だけが体験するものではないのだと思います。
この新しい時代において、すべての人が、これから多かれ少なかれ、そういった体験をしていくことになるのだと思います。
準備の整っている方から順番に、
そしてそれも体験することの早い遅いに優劣があるのではなくて、
すべての人に、それぞれにとっての一番ベストな、完璧なタイミングで、そのときがやってくること。
わたしたち夫婦、そして家族のタイミングは、
それが今。
なのかもしれません。